子どもとおでかけ

こどもとショベルカーの世界

こんにちは。中野あくびです。

今日はチッチと工事現場を見に行きました。
コンビニへ向かう途中、チッチがどうしてもショベルカーの方へ行きたがるので寄り道しました。
徒歩10分のコンビニまで、チッチと一緒だと40分。

玄関を出てすぐ、お隣のお宅の鍵穴をほじくる。

植木の根元の土をさわる。石を拾う。

マンホールの上で足踏みする。

一戸建てのお家の門扉が気になる。

通り過ぎた自転車にびっくりして固まる。

カサカサした枯れ葉を拾う。

遠くからショベルカーをみつけて目が離せなくなる。

工事現場の石と砂利がステキに思える。

手を振ってくれた作業員さんに怯えて尻もちをつく。

なにもかもが目新しくて、ドキドキして、
なに一つ見逃したくなくて、ずっと真剣。
1歳児の心の中、きっとブワブワと盛りたっている。

ショベルカーをみつめるチッチの瞳は、黒目が揺れて、ちょっと潤んだような色でした。
ずっと見ていたくて、もう夢中で、時間が経つのもわからなくてただただ吸いこまれそう。
瞳の真ん中にショベルカー。他にはなんにも目に入らない。

どんな気持ちで見ているのかなあ、なにを考えているのかなあ。
頭の中に日本語がない世界って、どんなふうに流れているのかなあ。
帰りたい時間とか、あやしい空模様とか、買わなきゃいけないものとか、おかあさんの頭の中はいろんなことがぐるぐるして忙しいです。
なににも心惑わされない夢中さ、26年生きてきたら忘れてしまったみたい。

作業員さんたちにかわいがってもらって、人見知りな私が(母なのに)おずおずとして、
土のちょっと湿ったところでチッチが転んで、お膝を見事に泥だらけにしてしまいました。
石と土と泥をさわった手のひらもしっかり茶色。1歳児、なにもこわくない。
でもおかあさんは汚れがこわいんだよ。

どうしても離したくない石を左手に握りしめたまま、時間切れだと私に抱き上げられて工事現場を後にしたチッチ。
名残惜しさがプンプンに出ていて、大人の都合で振り回すことが申し訳なくなりました。
でも、ショベルカーももうお仕事を終えて止まってしまった。16時半で止める決まりみたい。
人が息を吹き込まないと動かない大きなもの、不思議だね。

社会とこういう関わり方をするなんて、昨日まで思ってもみませんでした。
子どもに振り回されて(いい意味で)、まったく予想外の方向へ進んでゆく。足どりも、人生も。
何事も計画を立てて、その通りに遂行していくのが好きな今までだったけれど、
これからは、チッチの指し示す道へ進む勇気と、心のゆとりが大切な日々になってくると思います。

雨予報の明日はなにをしようか。
もしお天気がよかったら、またショベルカーを見に行こうか。