妊娠中

我が子の性別がわかった【note再掲】

我が子の性別がわかった。
あっけなかった。
夫いわく「レアガチャを引き終えてしまった感じ」と。なるほどそれだ。
「課金してもう1回引きたい」と。わかる。重課金したい。

経腹エコーでうごうごと探られている途中、ん?と思ったにも関わらず先生は何も言わず。なので「性別って今日わかりますか?」と控えめに聞いてみた。
そうしたら「わかったらお伝えしますか?」と返されたので、はい、お願いします、と。
後から夫に聞くと、夫も同じタイミングで、ん?と思っていたらしい。

ぅにょ〜んとかドゴッ!とか存在を主張してはくるものの、どこかでいまいち心から信じられていなかった私にとって、性別がわかったということの重みは意外にも大きかった。
息づいている我が子が、初めて輪郭をもって立ち上がってきたというか。
かわいいな、と少しだけ思った。横たわりながら目尻が少しだけ潤んだ。
夫と私とで育てたらどんな子になるかな、何が好きかな、何をして遊ぶかな、そのうち親ばなれしてしまうんだろうな、いつまでべったりでいてくれるかな、成熟したらまた親の愛のもとへ戻ってきてくれるのかな、、、
まるで今まで凍っていたいろんな気持ちが一気に融けて、ぶわっと押し寄せてきたかのような。けっこう不思議な感覚だった。

かわいい、と思える心が自分にもあってよかった。
おめでたい頭には未だなれないけれど、もう、誰に何を遠慮することもなく、ベビー用品を揃えはじめたっていいのかもしれない。
産み出すことなんて、どうせ親である私たちの希望からはじまっただけのことなんだから。せめてあったかく、プラスな気持ちだけでこの世に産み落としたい。
死産しちゃったら、なんてことばかり考えて足をすくませているよりも、ここに生きている子をどう歓迎し、どう愛していくか、そこを見ていきたいと初めて思った。

私、母親になる。ならなければ。
性別教えてくれてありがとう、我が子。