妊娠中

食事制限のストレスが爆発して焼肉を食べに行った話【note再掲】

2週間ほど前、もうすっかり慣れっこになった妊婦健診に行った。
小さなころから遊びに行っていた父の勤め先だし、薬のにおいは好きだし、疲れることを除けば楽しい。何より大事な赤ちゃんの様子も知ることができて安心する。
なので、その日もいつも通りにわくわくしながら行った。

そしたらなんと、妊娠の影響で数値に大きく異常があり、次回の検診でさらに詳しく検査をすることになってしまった。
(何度も採血と検尿を繰り返す検査。3時間かかる。採血大好きな私でもさすがにへろへろになりそう)
だいぶ凹んだ。いくら妊娠の影響とはいえ、今まで異常なんて出たことのない項目だったし、今は自分だけの問題ではない。赤ちゃんにまで大きく影響が出てしまいうること。
これ以上数値を悪化させないようにするべく、我流の食事制限を実践してみることにした。

……というより、いつも料理を一手に引き受けてくれている夫にお願いし、協力してもらっていると言った方が正しい。
栄養素にまで気を配って献立を組んでくれている姿を見て、負担かけてるなあと凹むこともしきり。
自分が料理をするならまだしも、やってもらっている身なので頭が上がらない。

そんな感じでここ2週間、栄養管理アプリ「あすけん」を導入したりして、おいしくバランスのとれた食事をさせてもらっていた。
ただしんどかったのは、たとえば「ガトーショコラ食べたい」とか「みかんゼリー食べたい」とか、そういう突発的な欲望すべてを、「食べちゃだめだ!体調と赤ちゃんに悪影響が出ちゃう!」と自分の意思で切り捨てねばならないこと。
甘いものだめ、パスタもラーメンもだめ、カレーもだめ、パンもだめ、お米も控える。地味なことなんだけれど、そのちょっとした我慢が積もり積もってとっても切なくなった。
協力してくれているやさしい夫にひどい言葉を投げ、当たってしまったり。
食べたいものを食べたいときに食べたいだけ食べられることって、実はしあわせすぎることなんだと初めて思った。

そしてタイトルの話。
先日ついに我慢が爆発し、夫と突然牛角に行ってきた!食べ放題1人2,980円コース!
食事制限のことなんて忘れて、食べたいお肉を食べたいだけ、とんでもない勢いで食べた。
ハラミ、おいしかった……。ホルモンも。カルビも。ピートロも。
日ごろ私の食事制限に付き合わされている夫は白ごはんを特大盛りで食べていたし、私はふだん我慢している甘いものを飲んだ。パイナップルジュースとカルピス。ずっと食べたかった冷麺も頼んだ。
終始、ここが天国かよ、ユートピアかよ、ラテンの国かよ、という心持ち。

私は妊娠してからもちろんお酒を絶っており、そしてなぜか夫も合わせて禁酒している。お酒なしの焼肉は、成人してから初めてだったかも。
焼肉、いいですね。お酒なしだとなおいいですね。たくさん食べられて。
大好きだったビールやハイボールや日本酒、たぶん授乳が終わるまで飲めないので、むこう1年は無理。無理でオッケー。
大概の食事はお酒なしでもおいしい。

次はジンクスにあやかり、臨月、正産期に入ったらまた行きたいです。
でももしかしたらその前に行ってしまうかもしれない。
ふだん我慢して、我慢ならなくなったら爆発してドカッといく。その繰り返しでうまく乗り切っていこうと思えた件でした。